2018年3月30日金曜日

映画

『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』  ギャグなんだろうけど、面白くなかった。

『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』 なかなか面白かった。服従実験という心理実験を行ったミルグラムという社会心理学者のドキュメンタリー調の映画。服従実験の主題はアイヒマンのような虐殺に加担する人々の行動心理を調べることにある。「あらゆる行動はその人の感情や思想が起こすと考えがちだが、人の行動は状況が左右する」「民主的な権力の要求が良心に反していても従ってしまう代理人状態」
現在の財務官僚の置かれた立場を考えるとものすごく納得する。教育現場における教育勅語の使用を認めた前川さんの答弁もそのことにおいて非難されるのはちょっと酷だと思う。

『ロマン・デュリスの偶然の殺し屋』 なかなか面白かった。コメディタッチのフィルムノワール。フランス映画らしくさっぱりしていて良い。

『王様のためのホログラム』 少し面白かった。トム・ハンクス主演のコメディ。サウジアラビアの習慣を最初はコメディとして描くが、徐々に世界の捉え方の話に。

『ザ・ドライバー』 1978年のウォルター・ヒル監督作。おもしろかった。『ドライヴ』『ベイビー・ドライバー』につながる逃がし屋の人物設定の雛形になっている。

『オペラ座 血の喝采 完全版』 少し面白かった。ダリオ・アルジェントのミステリーホラー。変な拷問道具とか下からあごを貫通するナイフとかこだわりがある。いろいろいかれた映画だが、最後のシーンが一番いかれている。

『人生タクシー』 なかなか面白かった。イランの映画監督がタクシー運転手に扮して様々な乗客を乗せる一見ドキュメンタリーにみえる劇映画。イランの現実の厳しい社会をストレートに描いているのだが、そのままだと上映禁止になるようで、乗客の挨拶や通貨の名称などでファンタジー映画のような体裁にしているのだろう。しかし結局イランでは上映できなかった。出てくる女性はみんな主張があり主体的である。特に姪っ子は良く喋るし、利発だ。子供は当たり前のことを当たり前に考えるので、子供には現実がフェイクに思える。


ライブ

3/20 試聴室 「井手健介の曲作り1000本ノック 2回表/裏」
コーチ: フジワラサトシ /根津悟
2回目開催。まずは経過報告。前回聴いたAメロ集の中の1曲が完成して、母船で演奏もした。7th Floorで演奏した曲だ。それから「真夜中の音楽」のカポの使い方を発見して(しかもそのコードはリンダ・パーハクスの1曲目のコードと同じだそう)、そのコードで曲を作って母船で合わせてみたけど、結局日の目を見なかったとのこと。どちらの曲もあまりしっくりこないと言ってもうやらないだろうと井手さんは言う。その横でフジワラさんが励ましている。自分にはマイナーコードがしっくりくるとのことで、この日はマイナーコードの曲をつくるようにする。(でも自分はコードから作る曲は駄目だと言っていたが。)好きなマイナーコードをお客さんに聞いたり、最近怒っていることを聞いたりしてメモを取っている。ここで一旦休憩。
休憩を挟んで戻ってきた井手さんは突然ひらめいたそうで、ある程度歌詞とメロディがある曲を演奏する。フジワラさんにコーラスの指示までしている。この曲はできそうと井手さんが言っていた。この曲は次回までの宿題となった。それで最後に曲を演奏してくれることになったが、井手さんの勝手に超訳シリーズの「 O Caroline」とSly & The Family Stone  の「Runnin' Away 」の超訳版 「ずらかれ」を歌ってくれて、最後に「肺」まで歌ってくれた。ここまでで10時半過ぎてたと思う。それで次回の日程を決めようとのことでお客さんの都合も聞きながら、日程も決まり、スライからドアーズなんかを聴いてたら次回のテーマまで決まった。
井手さんがお菓子をいっぱい買ってきてくれるので、お菓子もあるよ。

3/23 武蔵小山 ひらつかホール 「イ・ラン ジャパン・ツアー2018 」
会場はとてもきれいなホール。全席指定で360人ほどのキャパのよう。赤ちゃんや小さな子供をつれた人が何人もいた。舞台端にスクリーンがあって、歌にあわせて日本語訳の歌詞が映るようになっている。
最初はイ・ランさんイ・ヘジさんとコーラスの人の3人での演奏。1曲目をイ・ランさんが歌いだすと、あまりに素晴らしくて感動で涙が出た。まっすぐでてらいのない美しさが直撃した。数曲終わってベースとドラムの人が加わって5人編成。イ・ランさんは1曲終わるごとになにか話している。だいたいは面白くおかしな話をしてたけど、ベースの人がもうすぐ兵役になってしまう。彼のパスポートは7月までしかない。など深刻な話もする。途中あまりにもつらい話があってイ・ランさんは泣いてしまった。しかしそれでも元気だしていこうと音楽を演奏する。そういった現実のひとつひとつが曲に強度を与えて確固たる芯となって存在しているようだ。もう全曲素晴らしく美しい。ずっと感動していた。
このホールは9時半で完全に閉まるのでその前に片付けなくてはならないそうだ。最後の曲の前に、アンコールが3曲あります。物販やサイン会は隣の公園でやるので全部やっていいですかとステージから誰かに確認した。本編終了後一度舞台から下がって、拍手とコールで戻ってアンコールがスタート。アンコールでは「イムジン河」も演奏してくれた。日本語、韓国語、そして手話。手話の所作が美しかった。拍手は暖かく盛大だった。本編とアンコールあわせて2時間10分くらい。めちゃくちゃ素晴らしいライブでした。仙台も行くべきだったと後悔した。

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