慎太郎さんは最近のインタビューで1982年くらいまでの音楽しか聴かないと言っていた。そして別のインタビューでジム・オルークも1982年くらいから良い音楽がな
くなったと言っていた。それ以降の録音が好きではないと。こう全く違ったところから同時期に同じことを言われるとそれは啓示のように思えます。自分は今でも
1972年位までが一番好きですが。
映画
『ザ・バング 堕ちた巨像』 なかなか面白かった。世界のいろいろな都市での撮影や、様々な近代的な建物の映像は美しかった。
『サウイド・オブ・ノイズ』 なかなか面白かった。ちょっと風変わりなコメディ映画。人体を使った演奏のところまではかなり面白かったけど、だんだんつまらなくなった。
『陸軍』 1944年製作。[陸軍省後援 情報局国民映画]らしいです。木下恵介監督。田中絹代、笠智衆、上原謙、東野英治郎、杉村春子など、出演者は相当に豪華。フィルムがもったいないのか、セリフをとちってもそのまま続けているシーンがある。内容は軍隊賛歌の映画だからそのままだ。天子様への忠信、劇中でたびたび出てくる軍人勅諭の五箇条を繰り返し唱えることは、宗教と同じだった。天子や国のために喜んで死ぬように諭す様はまさに狂信者ですね。男子は天子様からのお預かりものだからお返しするのが当然とも言っていた。軍隊賛歌の映画だからみんな狂っているのは当たり前だけど、ラストの息子の出征を見送りに走り出すお母さんのシーンだけは本当に素晴らしかった。木下恵介と田中絹代の意地をみた。
『グランド・マスター』 つまらない。ウォン・カーウァイの映画。ストーリーは酷い。格闘シーンはマトリックスのパクリかと思った。終盤にでてくる八極拳士はなんだったのだろう。序盤にシルエットだけ出てくる形意拳の突きだけは凄かった。詠春拳て強いのだろうか。
『パリ、カウントダウン』 ストーリーが変。
『しとやかな獣』 なかなか面白かった。川島雄三監督作によるワンシチュエーションのブラックコメディ。脚本は新藤兼人。父親役は伊藤雄之助以外に適役はいない完璧な配役。若尾文子も髪型が素敵で、はまっている。カメラや演出もかなり凝っている。ラストの団地のカットが素晴らしくて、川島雄三の凄さを再認識。
ライブ
7/19 神保町試聴室
惑星のかぞえかた / 古川麦
王舟さんのライブの余韻がさめやらない中、外は土砂降りだけど行って来ました。
古川さんはクラシックギターと歌の人。賢そうな音楽でした。歌はうまいけど、ギターの音は最後まで気になった。台湾の原住民に首狩りの習慣があったことを話してくれました。私は行ったことはないけど、ホウ・シャオシェンとエド・ワードヤンのおかげで台湾が大好きです。
惑星は東京のレギュラーバンドセット5人編成。王舟バンドの人が3人もいます。先月の濃密なイベント2回での演奏に比べてしまうと、いくぶんレベルが落ちていた。先月の場所は2箇所とも音が良いところなので、そのせいもあっただろうか。ツーマンで持ち時間が多かったので、出来る曲を全て演奏してくれました。終演後に岸田さんから王舟さんのことをひとしきり伺ってから帰りました。
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