2016年7月27日水曜日

映画

『黒衣の刺客』 とても面白かった。ホウ・シャオシェンの久しぶりの監督作。歴史もの、しかも女武侠ものなので頼まれ仕事かな、ホウ・シャオシェンどうしたんだと思ったら、紛れもなくホウ・シャオシェンの映画だった。リー・ピンビンとホウ・シャオシェンのコンビによる撮影は無敵の素晴らしさ。風にゆれる薄布越しの対象を、ゆっくりと僅かに移動しながら撮影する映像は素晴らしすぎて、こんなの他に撮れる人いるのだろうかと思う。またほとんどのシーンで環境音がしていて、緊迫した場面でも虫の声などが美しく聴こえる。天才の成せる業だ。一時はエドワード・ヤンに一歩抜かれたのではないかと思っていたこともあったが、ホウ・シャオシェンも唯一無二の監督だった。恐るべき台湾の映画監督たち。

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 なかなか面白かった。トム・クルーズが凄い。恐怖の感覚がおかしくなっているんじゃないかと思った。


ライブ

7/23 旧グッゲンハイム邸 「タヌキツネコ泣いたvol.7~コルネリ『かいづか』発売1周年レコ発」
出演:ゑでぃまぁこん/コルネリ&かみのけ座銀河団 音響:西川文章
ゑでぃまぁこんとしては4ヶ月ぶりのライブです。フルメンバーです。いきなりサラピンの新曲からスタート。映画のテーマ曲みたい。葬列のような厳粛な感じのする曲だった。2曲目は新曲の「あわだつ夢」。素晴らしい演奏だった。円香さんとゑでぃさんのユニゾンのところが特に素晴らしい。鳥肌だちっぱなしだった。3曲目は砂漠に連射するハリセンボンの曲で、この演奏も素晴らしかった。ここまではかなり出来の良い演奏だったと思う。それからもう1曲サラピンの新曲があった。この曲はテンポが良く分からず、かなり難しそうな曲だった。上手くいっているのか良く分からなかったので、次を楽しみに。夏に初めて聴く「夏のメロディ」も、いつもと入り方を変えていた「夏虫」もとても良かったですが、「昇華」が特別素晴らしかった。最後に「塵散舞埋」を演奏して終わりました。1時間程。
久しぶりに聴いたゑでぃまぁこんはやはり音が全くの別次元だった。西川さんのお力によるところも多分にあると思いますが、それぞれの音が重なった時の音像が比類なき素晴らしさで、その中に身を置いているだけで幸せでした。この日は1時間があっという間に過ぎた気がしました。まぁこんさんはこの日の出来は30点くらいと仰っていた。自らに厳しいまぁこんさんですが、そしてまぁこんさんの言わんとしていることも分かる気もしますが、それでも私はずっと感動しっぱなしでした。
次にこの日のメインのコルネリ&かみのけ座銀河団。メンバーはいつもの土屋さんとしのっぺんさんと初めて参加する梨乃さんの4人編成。最初からコルネリさんは振り切っていた。こんなコルネリさんは初め見た。いつもシャイなコルネリさんだけど、しゃっくりしたり白目になったり、この日は弾けまくってました。でもそれが単なる驚かしのパフォーマンスではなく、楽曲がとても良いのでぐいぐい引き込まれた。タヌキツネコ泣いたに相応しい「きつね山」とか相当な名曲だ。4人のパフォーマンスも隙がなく、バンドとしてやりきっていた。この日は普段とは違う夏のお嬢さんの装いをしていたコルネリさん。アンコールで夏のお嬢さんのイメージに合う曲を歌い終えた後のキメ顔が最高でした。そしてそして、最後に合体バンドでドノヴァンのカバーとポコルモチに入っていたちびまる子ちゃんの曲を演奏して終演になりました。
セプチマにはゑでぃまぁこんフルメンバーでいらっしゃるようです。影山さんも入ってスペシャルセットです。ゑでぃまぁこんは基本的にライブの時が練習する時なので、1週間後のセプチマは練習後すぐのライブなので楽しみすぎます。楽しみすぎてポケモンGOやってないけど、意味もなくうろうろしそうです。

7/24 神保町試聴室 『木霊でしょうか 2016 7月』
出演:ラッキーオールドサン/井手健介と母船(墓場戯太郎+清岡秀哉+石坂智子+山本紗織+北山ゆう子)
ラッキーオールドサンは初めて見る。ボーカルの女性とアコースティックギターとコーラスの男性のデュオ。普段はバンド編成が多いそうです。エバーグリーンな感じとぐっと来る感じがないまぜになっていて、ボーカルの女性がフラットに歌うのでべたっとせずに涼しげに聴こえる。こういうフラットな歌い方は大好きです。2人が斜めに向かい合って立って演奏するのもクラシックで素敵だった。バンド演奏を聴いたことないけど、このセットとても良かった。
次に母船。北山さんが初参加。最初の「青い山賊」ではドローンからスタートしてクールに始まった。後で石坂さんが私達からパクッたと言っていた。
北山さんは初めてなのに思い切りよくどんどん来る。度胸がある。母船のメンバーは以前に比べると演奏がかなり鋭くなっている。バンドとしての完成度が高い。調子の良い母船だけど、この日の演奏は若干ぬるく感じた。ドラムがちょっと厚い気がした。技術的なことは良く分からないけど、アタックしてからリリースするまでの時間が長いように感じた。前任者の方達の切れが凄かったので、鋭さが物足りなかった。達久さんの時はジャストなタイム感をさらに分割してそのギリギリの前半部分で叩いているような感じがあってとても攻撃的なドラムだった。達久さんも演奏に完全に馴染むまで結構かかったので、初めは仕方ないだろうけど。
本編最後に演奏した「イエスタデイ・ワンスモア」のオリジナル詩のカバーとアンコールでラッキーオールドサンが参加した中島みゆきの「悪女」はとても良かった。

7/26 本屋B&B 『柴田聡子×小林英治 「まなざしのおくにひびくうた」『さばーく』刊行記念』
下北沢の本屋さんでの詩集発売記念イベント。根津さんがマイクのセッティングしている。安住さんも来ていた。前半はライブ。45分位。後半トーク。1時間位。トークは主に詩集を読んで小林さんが気になったところを質問するというかたち。柴田さんは昔はただ朴訥と歌詞を書いていたが、最近は曲として詩を書くようになったとのこと。昔の方がいわゆる詩に近い。夜型を直そうと朝8時に起きるようにしている。機械に触りすぎた日は積極的にお皿洗いをしたりお風呂掃除をして、水に浄化してもらう。水に助けられて生きている。手がクリームパンみたい。たのもしい娘では詩が覚えられず、ギターを弾きながらだとすらすら覚えられたので、あのようなパフォーマンスになった。通っていた公文で羽生善治物語を読んで、いかに羽生さんが凄いのかを刷り込まれた。子供の頃は性格がとても悪かった。というようなお話。

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