2014年9月2日火曜日

映画

『ヨランダと盗賊』 少し面白かった。ヴィンセント・ミネリ監督。フレッド・アステア主演のミュージカル・ラブコメディ。相手役の女優さんの踊る姿勢がきれいだった。

『1936年の日々』 なかなか面白かった。アンゲロプロスの映画はみな政治的だけど、この映画はちょっと特殊だった。普通は主人公たちの描写を通して背景の政治的な物事を描いているが、この映画は物語の中心が政治的な事件そのもので、登場人物たちはその事件に関わる出来事にすぎない。淡々とした描写は客観的で、ブレッソンのようにとても簡素だ。


ライブ

8.30 ゆすらご 「タヌキツネコ泣いた vol.4」
出演:惑星のかぞえかた/ゑでぃまぁこん(小編成)/ガンジー石原
この日の京都はあまり暑くなく、運が良かった。午前中には思いつきで保津峡というところから水尾という集落へてくてくと歩いて行った。
さてライブ。最初は、ホストのゑでぃまぁこん。ゑでぃさん、まぁこんさん、水谷さんの3人編成。水谷さんの演奏がとても素晴らしく、かなりしまった演奏。水谷さんのフルートとサックスは生音だったのだけど、他の音が小さく設定されているので、水谷さんは終始音量に注意している。終演後に水谷さんは小さな音しか出せないので難しかったと仰っていたが、たしかに「塵散舞埋」では出音に苦労されているようだったが、「ドイリー」と「麻雀砂漠」では水谷さんの素晴らしさが前面に出ていた。優れた演奏者の山本沙織さんがいたから気合が入ったのだろうか。次の日も水谷さんの演奏は最高に素晴らしかった。最後にガンジーさんが加わってガンジーさんの曲を2曲とアラヨッツの曲を1曲演奏してくれました。アラヨッツではゑでぃさんがウラのメロディを歌っていて、やっぱりゑでぃさんの美しい声にメロメロです。
次のガンジーさんは、途中から噺家さんに見えてきて面白すぎてニヤニヤしてました。でも曲はちょっと悲しい気分になる歌でとても素敵でした。
最後は惑星。石坂さん、宮里さん、山本さんの3人編成。私はこの編成を聴くのは初めてだったけど、フルートの音がとても素晴らしく聴こえた。先日聴いた「ディスコ・ブラジル」のフルートが素晴らしく、すっかり山本さんのフルートに魅せられていますが、ゆっくりした曲でもとてもきれいに音がでている。惑星にはフルートの音がとても合っているので、今の惑星のバンド編成はかなり素晴らしいのではないでしょうか。そしてマリンバが入って6人編成になる日はくるのでしょうか。
石坂さんがかなり緊張しているのが見てとれたが、演奏自体は問題なかった。いつものように良い演奏でした。私は何度もライブに行かせてもらっているので慣れているが、初めて聴く人には曲の良さと演奏の良さはかなりのインパクトだと思う。

ここから余談。ゑでぃさんはもしかして今週も岸田さんが来れば3週連続だと思って、ちょっと期待していたそうです。そして、来週のヤンカノイがどういう音楽を演奏するのか気にしていました。来週は有名な人もでるし、うちら(ゑでぃまぁこん)だけ感じが違う音楽だから、お客さんに引っ込めとか言われたらどないしよと気にされていました。ゑでぃさんは心配性なので、岸田さんよろしくお願いします。


8/31 旧グッゲンハイム邸 「タヌキツネコ泣いた vol.5」
出演:惑星のかぞえかた/山本精一withさるマンダラ/ゑでぃまぁこん
朝起きたら頭が痛かったので、おとなしくしていようと思って、兵庫県立美術館に行って時間をつぶした。特別展の宝塚には興味がなかったので、コレクション展だけだと250円でした。偉いぞ、公共施設。
さてライブ。PAは西川さん。最初はホストのゑでぃまぁこんフルメンバー。1曲目「あみめ」。もう最初の音から素晴らしくて痺れてしまう。そうだ西川さんのいるグッゲンハイムでのゑでぃまぁこんは特別なのだ。魔法がかかるのだ。水谷さんはもう最高に素晴らしいし、元山さんの音も最高に美しいが、聴こえてくる音はもう美しいアンサンブルでしかない。これがゑでぃまぁこんだと思い知らされて、ずっと感動でゾワゾワしていた。どうしようもない気持ちになって涙がでそうになる。
この日は新曲が1曲だけで、あとはゑでぃまぁこんの代表曲ばかりだった。代表曲だけあって、演奏は相当に素晴らしい出来だった。最近だとちょっと珍しいセットリストだとその時は思ったが、もしかしてリハの時間があまりなかったから代表曲が多くなったのかなと思いました。最後は「真夜中の音楽」。もうこれ以上ないほどの素晴らしい曲でした。素晴らしい演奏に感謝の気持ちでいっぱいでした。
次 、山本精一withさるマンダラ。山本さんと須原さんのデュオでした。音が大きくてホールの一部が振動している。この日の山本さんはちょっとピリピリしている様子。返しのモニターがビリビリすると山本さんが言って、会場の空気がピリッてなった。西川さんは大変だったでしょう。須原さんも大変そうだった。演奏は山本さんの満足するようにはいかなかったかもしれないが、それでもとても良かった。持ち時間を越えて1時間ほども演奏していたので、気分が悪かったわけではないはずだ。演奏後、フォローのつもりか須原さんとちょっとふざけて何度も握手していた。もうお二人とも長く音楽を続けてこられて、そして須原さんが去年ちょっと体調を崩されて、こうして元気になって共演した、そんな気持ちもあったのでしょうか。山本さんは本当に多作で毎年なにかCDを出している。もうたいへんなキャリアのある方が今でも最前線でどんどん進んで行く様子は、どうしようもない世の中にあって近年さらに大切な姿のように思われる。
トリは、惑星3人組。相変わらずフルートの音が冴えている。3人の演奏は空気が澄んでいくような気がした。この日も石坂さんは緊張しているようだったが、大丈夫。演奏は問題なく良かったです。
最近はバンド編成ばかり聞いていたので、トリオは新鮮でした。シンプルな編成は音の美しさが際立ちます。ただ「舟」 とか聴くとシンバルの音が頭の中で勝手に再生されますが。アンコールもあって終演は22時少し過ぎ。惑星、やりきりました。

この日は時間がなかったので、サッサと帰りました。2日間とも素晴らしいライブでした。
来週と再来週は見送ります。でもこの日のライブの出来をみると来週も再来週もきっと素晴らしいでしょう。


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