2012年9月14日金曜日

黒い太陽

この前見た映画

『虎の尾を踏む男達』 なかなか面白い。良かった。

『生きものの記録』 なかなか面白い。原発事故の後に日本にこんな被害があったことを知った。

『EXIT THROUGH THE GIFT SHOP』 おもしろい。ストリートアートのドキュメンタリー映画。予想もしなかった展開と結末。とても良い映画。
『たまたま』 蒼井優主演の短編。最悪の酷さ。

『異人たちとの夏』 なかなか面白い。

『マイ・バック・ページ』 おもしろい。松ケン良い。妻夫木君は最後だけ良い。山下監督は流石に巧い。久しぶりのダブル山本競演。

『悪人』 なかなか面白い。深っちゃんはきらきらしているとです。樹木希林が凄いとです。妻夫木君は最後だけ良い。ストーリーは日活ロマンポルノっぽい。


9/9 『エッグ』 東京芸術劇場 プレイハウス
2階C列サイドブロック
野田先生の新作。劇場もリニューアルして凄く豪華になっていた。
良い席で見る前に予習しようと思ってA席買ってみた。見やすくて悪くない。
終盤に来るまでは大して面白くない。ただ前半の何気ない、冗談のような物事も後半に重大な意味を持つようになるのが野田さんの芝居なのでそこは集中して観る。後半30分位の展開は強烈。こちらが野田さんの心配をしてしまうほど、今回も戦っている。最近の野田さんの傾向の事実を基にしたストーリーでお話自体はとても分かりやすい。9/5の初日の日の朝のニュースで各局がこの舞台を芸能ニュースで取り上げていたけど、とてもじゃないけどこの内容はテレビのニュースで放送する力は無いだろう。今は世論が右傾化しているし、主張を単純化しワンフレーズにして分かったような気になって対立する考えを簡単に排除するような傾向がある。‘抵抗勢力’とか‘テロとの戦い’とか。国益という概念もずいぶん一般的になった。維新とか船中八策とかカッコいいとか思ってるんだろうか。かなり気持ち悪いんだけど。過去の事実に基づいているけど、今の空気に対する今のお芝居。素晴らしく面白かった。とても感動した。
カーテンコールは3回。お客さんの反応もかなり良かった。年配の方もたくさんいた。この気持ちの悪い風潮の中、このようなお芝居が受け入れられるのは安心するし気分も良い。ただ芝居自体は重い。軽い感じのラストが素敵で、いっそう芝居全体の余韻が増す。いつもながら考えさせられます。
深っちゃんの歌声は良いけど、椎名林檎の曲は特に良くないだろう。『ザー・キャラクター』だったか観た時に3列位前に椎名林檎が来ていて、何か関係があるのかなと思っていたら野田さんと対談して、嫌な感じがしていたけど。椎名林檎は天才じゃない。ファーストはとても良いけど。曲を使わなければならないので、テンポが悪いと感じるところがあった。しかしそれでも芝居は面白かった。素晴らしい傑作だと思う。

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